私の目標〜貯金の話〜

◯はじめに

 私の目標は30歳までに、1000万円を貯めることです。けっして簡単な目標ではないことは百も承知です。

 平均的な給料をもらっている一人暮らしのOL23区内在住)が、普通の生活をしていたら勿論そんな額は貯まりません。

 意識して貯金生活をするようになってから、お金が少しずつ貯まっていき、3年で300万円を超えました。今回は、貯金生活の経緯をお話ししたいと思います。

 

◯もともと、貯金体質だったわけではない!

 実は、私は大学に入学した18歳のとき、100万円の貯金がありました。これはお小遣いやお年玉をこつこつ貯めたものです。

 そう言うと、まるで私が学生時代から貯金体質のようですが、この貯金は私が自発的に行ったものではなく、倹約家の母親が私のお年玉もろもろを全て回収し、口座に預けてくれていたお金です。

 今となっては、あの100万円があればと考えずにはいられません、しかし当時の貯金は全て大学4年間で使い果たしてしまいました。

 

◯他人から「貯金しなさい」と言われて、する人はいない

 子どものお年玉をカンパし、生活費に回す親もいると聞きます。私の母親は、私の将来のために、お小遣いやお年玉をコツコツ貯金してくれていたのに・・・当時の私はそのありがたみに気づくことなく、なんで自分のお金を自由に使えないのかと腹だたしく関していました。

 その結果、自分のお金を手に入れた大学生時代は、気にせずお金を使い続け、あっというまに100万円がきえてなくなりました。特に高い買い物をしたわけでもなく、旅行にも興味がなかったので、何にお金をつかったのか全くわかりません。気付いたら、数万円しか残高にないという恐怖を味わいました。

 母親から「貯金しなさい」と言われていましたが、どうせ社会人になれば沢山お金をもらえるんだから、使ってもかまわないというのが私の考えでした。

 両親から、先生から「勉強しなさい」と言われても、やる気にならないのと同じです。自分自身が、お金の大切さに気づき、自発的に貯金しなけえれば意味がありません。

 大学時代に浪費した100万円は、私に貯金の大切さを教えてくれたんだと思って、プラスに捉えています。

 

◯そして貯蓄する社会人OL

 大学生時代の反省を生かし、社会人1年目で年100万円貯金することに決めました。

この目標は、倹約スペシャリストの母親にアドバイスしてもらって決めた額です。

私は自分が浪費家だと思っているので、むしろ少ないくらいだと考えていました。ただ職場の同期と話しているとあまり貯金していない人が多かったので、自分が割と貯金していると気づきました。

 

◯目標設定の落とし穴

一年目、寮暮らしで思ったより生活費の支出が少なかったため、目標を簡単に達成することができました。

 しかし、目標を設定したことで、貯金以外の手元に残ったお金を全て使ってしまい、月々の支出は15万円を超えていることに気がつきました。しかも、支出の大部分は「外食費・交際費」だったので、特に何に使ったか思い出せませんでした。

そのため、2年目からは年100万円ではなく、「30歳までに1000万円貯金」と目標設定し、1年で約120万円貯めることにしました。

   月々           5×12 60万円(収入の2割貯金)

   ボーナス    30×2 60万円(収入の5割貯金)

厳しい月もありますが、すぐに浪費しようとする私には、少し厳しい目標設定の方が合っているようで今のところクリアできています。

 

◯これから貯金生活をする方へ

貯金は、ゴールの見えないマラソンです、だから、一息に走ろうとすると必ず体にガタがきます。

大切なのは、少しずつ目標を設定してあげること。目標をクリアできた時は、欲しいものを買ったりして自分を労ってあげましょう。

そして、モチベーションが下がっても、歩みは止めないことです、たとえば少し無駄遣いをしてしまい、私に貯金は無理と諦めてしまっていませんか?

好きなことに出費するのは悪いことではありません。お金はいずれ使うものと割り切って楽しんだ方がいいです。

一方ずつコツコツと貯金生活へ舵をきっていきましょう。