【感想】ボーンコレクター/ジェフリーディーバー
本の感想です。
ちなみに、めちゃくちゃ怖がりなので、おそろしいサスペンス系苦手なんですが、ミステリー小説って大体がクライムサスペンスにかぶってくるので、やむをえず読んでます。笑
基本的に、アガサクリスティーのミスマープルシリーズのような、のんびり推理小説ものが好きです。
そんな私の、ちょっとした感想。
インターネットでの評価などを調べて、読む本の候補を探すことが多いので、私の感想が誰かの役に立てればいいなと思います!
◯ボーンコレクター・ジェフリーディーバー
- 作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/05/01
- メディア: 文庫
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- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/05/01
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ちなみに、このリンカーンライムシリーズ、現在7作出ているそうで、なぜ今まで知らなかったのか不思議なくらい、有名な作品。
(ジェットコースタースリラーと評されているらしい)
今年は、ミレニアムシリーズに続き、面白い作品に出会えて、ミステリー小説豊作イヤーです。
[独断と偏見による]あらすじ
脊椎損傷により全身麻痺となら頭しか動せなくなった、リンカーンライム。元ロンドン市警で鑑識の天才と呼ばれた彼の元に、奇怪な殺人事件の解決依頼が舞い込んでくる。
若き美人巡査アメリアサックスに手ほどきをしながら、ライムとボーンコレクターの知恵比べが繰り広げられる・・・
上下巻あるのですが、あっという間に読めます。物語の展開が速い、速すぎる。
犯人が被害者を拉致して監禁する
↓
ライムたちが捜査し、被害者の居場所を見つける
↓
助けるor助からない
↓
新しい被害者を拉致する
この繰り返しがひたすら続きます。
読みながら、いつ終わるんだろうと思っていたよ。
以下、この本の魅力的なポイント語ります!
◯完全なる安楽椅子探偵のライム
脊椎損傷により首から上しか動かせない主人公。抜群の鑑識センスを持って、事件の状況をもとに犯人を絞っていく様子は、かっこいい。かっこよすぎる。
また、ライム自身はこの不自由な体に嫌気がさし、自ら命を断とうと考えていて、その辺りは考えさせられました。
被害者が死んでいることを祈る、被害者のために
これは、この本の随所に書かれています。凄惨な現場に突入したアメリアの頭に浮かぶこの言葉。
ライムは、現職中の捜査現場で不慮の事故により全身麻痺になってしまうのですが、ライムは幸か不幸か生きてしまった。そのことに苦しみ続ける姿と、この言葉が重なってちょっと切なかった。
◯美人なのに影があるアメリアの「美しさ」
アメリアサックスという若手巡査にライムが色々と手ほどきし、現場に行けない代わりに自分の手足となってもらいます。
車を思いっきりかっ飛ばして走るのが好きだいうアメリアに魅力を感じました。アメリアは最初、ライムに反発しているんだけど(彼が現場至上主義でやや優しさに欠ける所があるため)段々、ライムを理解し始めていく。
というわけで、★3.5といったところでしょうか。(意外と低い?)
非常に面白く、あっという間に夢中で読んでしまいましたが、「そう来たか〜」という驚きが感じられなかったかな。
でも普通に面白いので、ぜひ一度読んでもらい作品です。